2018年3月号編集詳細

エネルギー最適化へのさらなるアプローチ

 増え続けるエネルギー需要にどう対処していくのか,広域化する経済圏の将来を見据えた抜本的なエネルギー対策が必要なことは言うまでもありません。このためエネルギー多消費型の素材産業においては古くから省エネへの取り組みが続けられており,プラント・装置の特性などに適応すべく改善しながら省エネ技術は発展して来ています。一方,近年の生産現場に目を向けると,市場ニーズへの即応と高品質化などシビアな操業条件に対応するため運転操作の高度化,複雑化が進み始めています。こうしたことからエネルギー消費のさらなる削減と需給の最適化をいかに進めて行くのか,つまりエネルギー消費をどこまで抑制し効率的な運用と最適な管理をどう実践していくのか,不可避のテーマとなっています。
 そこでこの企画では,省エネや需給バランスを考慮したエネルギー管理の最適化を中心に,さらなるフェイズに向けたエネルギー管理のあり方に注目しました。多くの生産現場が抱えるエネルギー問題の現状把握と解析による改善点やむだの抽出,などによって最適化を推進―そうした取り組みや課題,支援ツール/ソリューションを本号では取り上げます 。


【事例: システムエンジニアリング】
●空燃比制御最適化によるエネルギーコスト低減への取り組み
………………………………………京都EIC 久保田 慎 哉
【標準化技術の動向】
●Connected Industries実現に向けた連携制御の役割
………………………………………電子情報技術産業協会(JEITA)制御・エネルギー管理専門委員会WG1
●IoT技術活用による現場のエネルギー管理・省エネの最適化
………………………………………SIT 創研/エネルギー管理士 石 原 敏 嗣
【最適化支援ツール/ソリューション】
●AIを搭載した石炭ボイラ燃焼制御最適化システムによる省エネルギー推進
………………………………………郵船商事 増 原 一 貴
●さまざまな最適化手法とクラウドを活用した最適化・省エネのモニタリング
………………………………………ハネウェルジャパン 瀬 戸 邦 彦
●モニタリングセンサによるスチームトラップ不良の予兆検知とスマート化の可能性
………………………………………テイエルブイ 村 山 暁 子
●ユーティリティ設備・原動力設備向け最適制御技術
………………………………………アズビル 鈴 木 康 央/今 福 賢 一/植 木 和 夫
●ネットワークを活用したエネルギー最適化への統合ソリューションアプローチ
………………………………………アライドテレシス 作 本 直 樹


特 別 寄 稿
●サプライチェーンで扱うセキュリティ品質情報− IoT 新時代にEU と米国から新しい潮流
………………………………………ICS研究所 村 上 正 志
【New Products】
●OPC UAに対応した画面作成ソフトウェアのIoT化支援機能
………………………………………シュナイダーエレクトリックホールディングス 吉 田 真太郎
【Solution】
●OTセキュリティポリシー策定支援サービス
………………………………………ジェイティエンジニアリング 福 田 敏 博
連 載 スマートファクトリを目指して 第11 回
●レジリエンスエンジニアリングとヒューマンファクタ
………………………………………ProActs LLC 和 田 哲 也
《参考資料》
●JPCERT/CC インシデント報告対応レポート[2017 年10 月1 日〜 2017 年12 月31 日]
………………………………………JPCERT コーディネーションセンター
●「故障予知ソリューション動向に関する国内調査(2017 年)」
………………………………………矢野経済研究所: 調査レポートより
●「PLCに関する中国市場」「オペレータパネルのインド市場」
………………………………………ARC Advisory Group 市場動向調査レポートより