2022年8月号編集詳細

予兆監視/予知保全へのスマート設備管理ソリューション

 生産現場の少人化や熟練技術者の減少が進む近年,安定・安全操業の維持・向上は重要課題であり,競争力を有した製造業としてさらなる強化策が求められています。装置/プラントの特性や運転条件に適応したシステム構築や運用とともに,新旧混在した機器/システムの設備保全管理をいかに効率的かつ的確に進めていくのか,喫緊の課題と言えます。そのためには,プラント設備/機器の早期予兆監視や診断技術,また予測技法を駆使した予知保全などデジタル/スマート化技術への転換が重要性を帯びて来ています。
 そこでこの企画では,これからの設備管理をスマート化の視点から捉え,予兆監視さらには予知保全の実現に向けてどのような活用が考えられるのかフォーカスします。プロセスデータをはじめ画像や音声,現場経験値など多様な情報を効果的に活用するスマートソリューションの最新動向を通して,今後の進展方向や課題などについて考えます。

【巻頭フォーカス】
●予兆監視/予知保全のための実践技術とこれからの現場適応視点
………………………………………………計装制御コンサルタント/岩井正隆
【スマートソリューション】
●振動・音を活用した設備予兆監視の高度化〜AI分析技術「インバリアント分析」の新活用法
………………………………………………日本電気/氏家 健
●クラウド型状態監視による予知保全とスマート保安
………………………………………………新川電機/塚本 毅
●振動センサによる予防保全へのデータ活用の実践例と AI 適応視点
………………………………………………中山水熱工業/中山慎司
●レコーダ/データロガー向け AI 搭載設備・品質予兆検知ツール
………………………………………………横河電機/(未定)
●予知保全パッケージソフトの最適導入法
………………………………………………アヴィバ/(未定)


産業IoT時代の電源保護管理の考え方・進め方

 運転操業システムの高度化や先進的な情報化への対応に伴い,産業IoT化への取り組みが加速しています。このことは同時に,デジタル化や情報ネットワークの高度化への対応など新たな課題を浮き彫りにしています。一方,生産現場のシステム運用面から捉えると,基本的なSCADA/HMIやコントローラ,センサなどフィールド機器の健全性とともに,現場機器の電源環境保護の重要性がクローズアップされています。近年の少人化や熟練技術者の減少,さらに自然災害の多発化傾向の中で,本格的な産業IoT時代に向けた的確な電源対策は必要不可欠な生産現場の運用課題と言えます。
 この企画では,スマート化やIIoT化への期待が高まるこれからの工場/プラントにおける電源対策について考えます。安定・安全操業の継続とともにシステムの信頼性や可用性のさらなる維持向上にはどのような電源対策が求められるのか,今後の電源保護管理の考え方や進め方を探ります。

【巻頭フォーカス】
●環境ニューノーマル時代の分散電源を活用した無停電電源システム
………………………………………………日新電機/織田鐘正
【ソリューション:電源対策/支援ツールの機能と活用法】
●計装電源やアイソレーションに適した本安防爆対応インタフェース
………………………………………………エンドレスハウザージャパン/正木義久
●瞬停・BCP対策による工場・プラントでの電源安定化
………………………………………………東芝三菱電機産業システム/西浦弘貴
●新型トライポート方式UPS
………………………………………………ニシム電子工業/土本和秀
●産業IoT時代の電源保護管理への新ソリューション ……………………………………………………… シュナイダーエレクトリック/(未定)


《連載》
●パンデミックに対応可能な安定操業−石油・化学工場での自動化の課題と解決策−(第3回)
………………………………………………E テックコンサル/本田達穂
●《エンジニア回顧録》「現場経験で後輩に伝えたいこと〜失敗を恐れずに」(第4回)
………………………………………………ケムビジョン/和田哲也