ブックタイトルgekkankeiso202504
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gekkankeiso202504
推定する前処理ツールを活用し精度の高いU値計算法を採用した。各平均U値に対して, 熱交の出口温度がどうなるかが必要となるが,HEATを活用した「熱交出口温度探索ツール(Eテックコンサル)」を活用して容易に求めることができる。これらツールを使えば,原油と重油の熱交の流量と入口温度を実績値から各U値に対応した出口温度を精度よく容易に求めることができる。予熱交の平均U値がクリーニングによって増加すると,熱交出口温度すなわち加熱炉の入口温度が上昇し,省エネ(加熱炉燃料の節減すなわちCO2削減)になることは周知の通りであるが,その様子をわかりやす<図3に示した。温度差←--------加熱炉]よよ出、巴塁易に計算可能原油重油燃料削減(CO2削滅)主蒸留塔.図3 CDU装置予熱交u値改善による省エネ(CO2削減)の考え方オンラインクリーニングを実施したとして,どれだけの燃料節約につながるかを計算した結果を表1に示した。ケース1で約3℃,ケース2で約4.5℃の出口温度上昇があることがわかった。その経済効果(燃料削減効果)は,原油チャージ量10万BDあたり約1~1.5億円/年(約4500~6500 t/yrの削減)を示すものであり,大きなものである。連続運転しながらのオンラインクリーニングにはそれなりの負担とリスクがあるもかもしれないが,この経済効果(CO2削減効果)を考えると,海外でも事例があることから,FSを行う価値は十分にあると言える。4. オンラインクリーニングFS実施にあたっての計算曽蠅;罵濾凜量;10万BD 、罵濾/RC熱交ゎ噂_昌―芦ヽI ^1 熱!:^6|:?芯哩1回2回Base I Base:::: 1 :; : I ;:::l :|(HEAT酒層:願濾比エンタルピーから算出) I表1 CDU装置予熱交オンライン洗浄(U値回復)による経済効果試算RC2熱交ネットワークの収束計算の必要性(シミュレータ)主蒸留塔◆原油性状を反映させたU値ノーマライズと前処理ツール(精度高い比エンタルピー)??IHEATを活用し、精度確保◆各U値改善ケースで熱交出口温度探索ツール----+ 熱交ネットワーク収束計算◆ネットワーク収束計算の経験?一?? がEXCEL上で実現可能(EXCEL上でのシミュレータ)図4 HEAT活用による熱交ネットワーク収束計算28計装? 4月号