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2020年10月号

シリーズ企画
スマート化する設備管理-予知保全はどこまで可能なのか(3)

2020年10月号表紙

プラント設備/機器の早期異常検知・診断技術を駆使した予知保全の実現-これは現場を預かる保全部門にとって長年のテーマでもあります。生産現場の少人化や熟練者の減少が進む昨今,その重要性や期待は一段と高まっていますが,その一方で予知保全が技法として確立し広く適用が進んでいるとは言い難い現状があります。 これは対象によって適応が難しかったり, データ不足や解析診断手法が不十分だったりするためで,デジタル化やIoTの進展とともに,改めて先進ICTなどを活用した設備管理のスマート化に関心が高まっています。
こうしたことから本誌では, 昨年 7月号で実施した "スマート設備管理と予知保全 "をテーマとした企画をシリーズ化しました。その基本的な主旨は,これからの工場/プラントの改善/革新へ向けて, 設備管理のスマート化の視点から予知保全の可能性にフォーカスして行こうというものです。 シリーズ3回目となる本号では, 現場ユーザの取り組みとともに, 改めて現状での早期異常検知/予兆監視/診断などの最新技術動向を紹介し,今後の課題や進展方向について考えます。

【ユーザの取り組み:視点・論点】
●化学プラントにおける異常予兆検知/診断と人材育成への取り組み
住友化学 吉 田 英 昭

●スマート化技術を活用したエチレンプラントでの運転・設備管理への取り組み
昭和電工 蒲 原 弘 和

【ソリューション : 予知保全へのアプローチ】
●AIが導く次世代のオンライン異常予兆検知システム
アズビル 木 幡 真 望

●電動機異常診断・予測による予知保全
東芝三菱電機産業システム 久保田 馨

●予知保全に適応可能なAI製品とその効果的活用法
横河電機 小郷 命

●IoT振動設備診断の実現と適切な振動ピックアップ
IMV 川 平 孝 雄

●見やすさ/使いやすさを追求した波形解析技術による予兆検知の実践法
中山水熱工業 中 山 慎 司

●運用を考えた予知保全システム開発
MathWorks Japan 遠 山 巧

●高度な自己診断技術「診断,検証,監視」による水質分析計の予知保全
エンドレスハウザージャパン 川 端 克 治

●腐食予測ソリューションと予知保全への展開
日本ハネウェル 野 間 哲 也 ●予知保全パッケージと音響式センサの効果的な実践活用法 ノーケン 河 村 啓 介


【New Products】
●本質安全防爆の壁取付形温湿度計~その用途と最適活用法
チノー 武 田 匡 弘

【New Field】
●安定・安全操業に寄与する高感度体温検知カメラ/アラームシステム
アイ ・ ビー ・ エス ・ ジャパン 依 田 隆 寛

【連載】∥視点・論点∥-AIは計装に適応するのか-
●第8回 AIの導入には経営レベルの理解と協力はどの程度必要か
キーワード 酒井 孝正

【連載】長期安定操業への新たな実践的データ活用法~ヒートバランスと新ソフトセンサ~
●第 9回 加熱炉熱精算の問題点と効率的実施法(Part2)
Eテックコンサル 本 田 達 穂

《参考資料》
●長期連続運転を支える r-PAM の機能概要--r-PAM(real-time Plant Asset Monitoring) E テックコンサル 本田 達穂

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