月刊「計装」の工業技術社は工業計測分野の
技術誌・専門図書を発行している出版社です。
月刊「計装」を発行して以来、65年、創刊800号を迎えました。
INSTRUMENTATION
CONTROL
ENGINEERING
お知らせ
最新号の紹介
今月の月刊「計装」 【8月号】
安定・安全操業へのスマート計装の新たな潮流(Part 2)
「人・設備・情報」の融合―これは製造業において大きな命題として従来から標榜されてきました。そして今日,サステナビリティ推進とともに製造革新時代を迎え,新たなモノづくりの近未来ビジョンをどう描いていくのか,岐路にあると言えます。 一方,生産現場に視点を向けると,プロセスや運転,保全,品質といった分野の多様なデータを活用した,柔軟で競争力を有した生産システムの構築に向けた取り組みが進められて来ました。しかし,熟練技術者や現場スキルを備えた人員の減少傾向が続く近年の状況下で,いかに安定・安全操業を維持・向上させていくのか,従前からの意識改革やより具体的な効果的手法の開発・導入が強く求められています。
そこで本年5月号から「スマート計装」をキーワードに新シリーズ企画を開始しました。本号はそのPart 2になります。フィールドで培われてきた現場力や斬新な着想,そして先駆的なデジタルソリューションを含めて,工場革新に向けて,新たな価値や効果を生み出すスマート計装(システム/機器,他)に注目するとともに,現場ユーザの考え方や実践例などを取り上げて行きます。
【雑誌コード 03555-8】
来月の月刊「計装」 【9月号】
リモートオペレーション実現への要素技術と適応法
安定・安全操業を維持・継続させていくうえで,システム化による現場サポートは不可欠の要素技術の一つと言えます。特に熟練者の減少や少人化を背景に作業負荷の増大などが懸念される昨今の状況では,その役割は一段と重要性を帯びています。人・設備・情報の融合と共にICTを活用したシステムの改善・革新,限られた人員による安全で効率的な運転操業をいかに継続していくかなど,課題解決に向けた具体的かつ実践的なソリューション・テクノロジーが強く求められています。
そこでこの企画では,プラント/施設の運転・運用オペレーションや保守・点検といった現場フィールド業務をサポートするイノベーション技術として,リモートによるオペレーションシステムの最前線にフォーカスしました。設備/装置の特性に応じた信頼性の高い遠隔監視・保全・点検技術やデータ収集/通信技術,またシステムセキュリティ技術といった求められる要素技術とともに,現場適応法を探ります。
【雑誌コード 03555-9】
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おすすめの書籍
計装エンジニアのための コントロールバルブ
本書は、知る人ぞ知るコントロールバルブのボーマンが、豊富なバルブセールスで得た知見のもと、ユーザの計装エンジニアへの助言をふんだんに盛り込んだコントロールバルブを本質から理解するための解説書です。
世界の、日本のフィールドはフィールドバス時代を前にして大きく変わろうとしています。その中にあってコントロールバルブの果たす役割は、さらに計装寄りになり、従来のコントロールバルブの機能を超えたものへと発展していくでしょう。それを実現していくのは、少なくとも必要とする付加機能を提案していく役割を担うのは、プロセスをよく知ったユーザサイドの計装エンジニアです。
その意味で本書は、これからの計装エンジニアリングの手引き書でもあります。