2024年1月号
【新春特集】サステナビリティ推進と製造革新
~計装の役割を考える

社会的・環境的な問題への取り組みを含めた持続可能性と経済成長を両立させる概念として,“サステナビリティ”が広範な分野で標榜されています。一見すると,環境問題などに対する社会的要請と経済発展は相容れない考え方にも思われがちですが,実際には企業の事業継続もサスナビリティの推進であると捉えられています。このことは,グローバル経済の視点から大きな転換期を迎えている製造業においても同様で,DX化やIIoT化が叫ばれているなかで,製造革新とともにサステナビリティに関し具体的にどのように取り組んでいくのか,これからの大きなデーマと言えます。
そこでこの企画では,新春特集として製造分野でのサステナビリティのあり方を計装の観点からフォーカスします。環境負荷の低減と生産性の向上を両立させるサステナブル(持続可能)な取り組みにおいて,計装及び自動化技術(計測・制御・監視・操作・通信/伝送・情報化,システム化,等)はどのような役割を担うのか,デジタル計装技術の動向や今後求められる要件などまじえ近未来の姿を展望します。
【雑誌コード 03555-1】
【連 載】 《 エンジニア回顧録》「現場経験で後輩に伝えたいこと~失敗を恐れずに」
ケムビジョン 和 田 哲 也
【新春特集】
サステナビリティ推進と製造革新~計装の役割を考える
【トレンド】
●デジタルツイン技術によるオペレーション・ナビゲーション
アズビル 大 高 実
● GX(Green Transformation)の考え方と実現への取り組み
ABB 日本ベーレー 坪 川 絵 美
●デジタルツインを活用した水素製造とエンジニアリング技術の連携
シーメンス 神 尾 精
●ビッグデータを活用した O&M の最適化によるサステナビリティ推進
シュナイダーエレクトリックシステムス 清 水 亮
●運転支援システムを活用したサステナビリティ実践
BM エコモ 太 田 充
●エネルギー監視から管理へ~ AI/APC 技術を活用
ロックウェル ・ オートメーション ウォーレン ・ ルース/金 仁 海
【ZOOM UP】
“Ethernet-APL” ~新デジタル計装への胎動
【巻頭概説】
● PA システムの新たな可能性を拓く Ethernet-APL -その技術概要と注視点
日本フィールドコムグループ 髙 橋 誠一郎
【トレンド:APL 対応機器/システム】
● Ethernet-APL の大規模運用テスト結果とスマートフィールド機器のデータ活用
エンドレスハウザージャパン 小 川 修 一
● Ethernet-APL レールフィールドスイッチの役割と活用視点
ピーアンドエフ 太 田 階 子
【特別記事】
●次世代の技術革新「産業用メタバース」完全ガイド
AVEVA 中 村 耕 祐
《参考資料》 ● JPCERT/CC インシデント報告対応レポート[2023 年 7 月 1 日~ 2023 年 9 月 30 日]
JPCERT コーディネーションセンター
●「IoT/M2M 市場調査(2023 年)」「スマート農業に関する国内市場調査(2023 年)」
矢野経済研究所 調査レポートより
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