2024年10月号
生産工場／施設運用におけるリスク低減と高度保安
～（1）状態監視・検知・診断／予測技法の適応
国内製造業において，少人化や熟練技術者の減少といった状況が進む中，どのような改善・改革が必要なのか，多分野で議論やアプローチが活発化しています。レガシーな設備／装置や新旧混在の機器／システムが稼働している状況下で，育成してきた現場力に加えてDXに象徴される先進デジタル技術などがどのような機能を発揮するのか，またいかに活用したらよいのか―。現場の視点を含めたトータルな取り組みが指向され始めています。
そこでこの特集企画では，生産工場およびインフラ設備／公共施設を対象に，自然災害を含めた平常／緊急時のリスク対応や高度保安の視点から技術動向とともに今後の進展方向を探っていきます。その中で今回は，安定・安全操業／最適運用の維持向上をいかに進めていくのか，先鋭的保全技術をまじえた「状態監視・検知・診断／予測技法」に注目します。
【連 載 】
●エンジニア回顧録
第 29 回 ベンダについて
ケムビジョン 和 田 哲 也
生産工場／施設運用におけるリスク低減と高度保安
～ （1） 状態監視 ・ 検知 ・ 診断／予測技法の適応 特別企画 デジタル計装革新技術
【巻頭フォーカス】
●安定・安全操業からみたフィールド計装のリスク低減の考え方と要件
計装制御コンサルタント 岩 井 正 隆
【トレンド】
●サステナブルな保全社会に向けて～データと AI を繋ぐ産業プラットフォーム
シュナイダーエレクトリックシステムス 清 水 亮
シュナイダーエレクトリックホールディングス 大 槻 羽 奈
●アンダーサンプリングによる軸受診断の革新～安価な低周波数の振動計測による軸受の損傷検知～
中山水熱工業 中 山 慎 司
●近年の市場風潮から揺らぐ従来型保全活動と，それを補う現代技術
ロックウェルオートメーションジャパン 吉 田 高 志
【ソリューション】
● AI による動画の監視・異常検知システムの最前線
シーイーシー 中 山 裕 斗／沼 倉 靖 弘
特別企画
デジタル計装革新技術
【巻頭概説】
● Ethernet-APL の最新動向～製品開発状況とユースケース事例
日本フィールドコムグループ 髙 橋 誠一郎
【展示会レポート】
●「ACHEMA 2024」～ Ethernet-APL 展示見学 Photo Report
FieldComm Group Asia Pacific 津 金 宏 行
【Ethernet-APL 企画広告】
●～ APL 対応機器／システム／ソリューション～ ＜参加企業＞
エンドレスハウザージャパン㈱
㈱ピーアンドエフ
フエニックス ・ コンタクト㈱
《参考資料》
● JPCERT/CC インシデント報告対応レポート［2024 年 1 月 1 日～ 2024 年 3 月 31 日］
JPCERT コーディネーションセンター
●『工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン』
【別冊：スマート化を進める上でのポイント】
経済産業省商務情報政策局
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