デジタルブック(CD版)
計装エンジニアのためのコントロールバルブ
計装エンジニアのための
コントロールバルブ

著者:Hans.D. ボーマン (1996/6初版発行)
訳者:須加寿雄(東横化学)/渡部 剛(千代田計装)
デジタルブック(CD版) 本文164頁 本体価格2,095円+税 送料390円
本書は、知る人ぞ知るコントロールバルブのボーマンが、豊富なバルブセールスで得た知見のもと、ユーザの計装エンジニアへの助言をふんだんに盛り込んだコントロールバルブを本質から理解するための解説書です。
世界の、日本のフィールドはフィールドバス時代を前にして大きく変わろうとしています。その中にあってコントロールバルブの果たす役割は、さらに計装寄りになり、従来のコントロールバルブの機能を超えたものへと発展していくでしょう。それを実現していくのは、少なくとも必要とする付加機能を提案していく役割を担うのは、プロセスをよく知ったユーザサイドの計装エンジニアです。
その意味で本書は、これからの計装エンジニアリングの手引き書でもあります。
目次
1.コントロール・バルブとは何であるか?
コントロール・ループにどんな影響を与えるか?
コントロールバルブの設計を良いものにするのに期待される諸点
2.なぜ速度制御のポンプを使わないのか?
3.どのようなバルブ形式を選ぶ必要があるか?
正しいバルブ形式の選定
バルブ選定の基準:要約
4.自力式レギュレータ,なぜ使われないのか?
5.易しいバルブ・サイジング
バルブ・サイジング
正しい流量条件とは?
パイプ・レジューサ
粘度補正
粘性流体に対するコントロール・バルブのサイジングの一例
米国の単位
バルブ・サイズをどう選ぶか
調整可能なトラベル-調整可能なCv
6.サイジングとセレクション/コンピュータに全部やらせよう!
7.フェール・セーフとは何か?
8.流量特性として“イコール・パーセント”を、なぜほとんどの人が選ぶのか
“実効”流量特性の計算方法
9.バルブ・ポジショナ
バルブ・ポジショナを使う時
ポジショナや変換器を指定する場合に,何が期待されているか
スマート・ポジショナ-スマート・バルブ
10.バルブ・ステム力を発生する管内圧力のミステリ
正しいアクチュエータ・サイズの選定
バルブが正しく閉まらない
バルブが不安定である
11.コントロール・バルブの据え付け方法
12.どんな時にバルブ・トリムをハード・フェースにしなければならないか
その他のバルブ材料についての質問
流体の流れに含まれている固粒体あるいはコール・スラリのような 粒子状材料によって起こるエロージョン
キャビテーション
湿り蒸気によるエロージョン
13.環境関係
使用中のバルブは騒音が高すぎないか?
バルブの空気力学的騒音低減の方法
キャビテーションについてはどうか?
キャビテーションについてはどうするか
洩れ易いバルブ・ステム・パッキンを避ける ベローズ・シール
14.サニタリ・サービスまたは無菌サービス用バルブ
15.12の戒律:してはいけないこと!
16.電気式アクチュエータ 対 空気式アクチュエータ
17.エネルギーの節約
18.バス・システムは救いの神か、はたまたどんな未来がやって来るか
参考書
付録A 参考:表および図
付録B コントロール・バルブの規格と推奨プラクティス
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